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8日、中国のポータルサイト・捜狐に芥見下々氏の新作「呪術廻戦≡(モジュロ)」に「ワンピース」や「ナルト」などのオマージュが登場したと紹介する記事が掲載された。写真はワンピース。
2025年9月8日、中国のポータルサイト・捜狐に芥見下々氏の新作「呪術廻戦≡(モジュロ)」に「ONE PIECE(ワンピース)」や「NARUTO-ナルト-」など人気作品のオマージュが登場したと紹介する記事が掲載された。
記事はまず、「『呪術廻戦』の近未来スピンオフ漫画の芥見下々氏の新作『呪術廻戦≡(モジュロ)』が、今月8日発売の『週刊少年ジャンプ』41号で連載開始され、多くのファンの間で大きな話題となっている。同作は『呪術廻戦』の世界観を引き継ぎ、乙骨憂太(おっこつゆうた)と禪院真希(ぜんいんまき)の孫にあたる2人の兄妹・真剣(つるぎ)と憂花(ゆうか)が主人公となっているが、宇宙人が登場するという新たな設定が加わり、作品の見どころが増している」と説明した。
続けて、「同作には芥見氏の仕掛けが施されている。敵役が子どもとゲーム機で遊んでいる物語の一幕で、2人のそばに散らばっている本の一冊にどこか見覚えがある3枚の絵が描かれている。まず1枚目には、特徴的なトゲトゲ頭の人物が描かれており、一目見て『HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)』のゴン=フリークスだと分かる」と述べた。
次に、「2枚目には2人の人物が描かれており、その仕草から明らかに『ONE PIECE』のシャンクスがモンキー・D・ルフィに麦わら帽子をかぶせる名場面だと分かる。この場面はあまりにも有名で、『ONE PIECE』を見たことがある人なら誰でも一目で分かるだろう。最後の3枚目は、特徴がやや曖昧だが、『NARUTO-ナルト-』のうずまきナルトだと考えられる。なぜなら絵の中の人物はマントを羽織っており、髪型も成長後のナルトに非常によく似ているからだ」と言及した。
その上で、「そもそも『呪術廻戦』は連載当初から『継ぎ接ぎ作品』だと批判されており、作中には他作品の影響が多く見られる。この点については芥見氏自身も『呪術廻戦』の五条悟(ごじょうさとる)というキャラクターは『NARUTO-ナルト-』の中忍試験で額当てと包帯で目隠しをしていた試験官を参考にしたと公式ファンブックで明言している。また、虎杖悠仁(いたどりゆうじ)と両面宿儺(りょうめんすくな)の関係は『NARUTO-ナルト-』のナルトと九喇嘛(くらま)を参考にし、『縛り』という設定は『HUNTER×HUNTER』から着想を得たのではとのうわさもある」とした。
さらに、「『ONE PIECE』との縁についても興味深いエピソードがある。芥見氏は『呪術廻戦』の連載終盤に体調を崩した際、『ONE PIECE』の作者・尾田栄一郎氏から病院を紹介してもらったことによって回復し、連載を完結させることができたという。芥見氏はその恩返しに『ONE PIECE』の公式カードゲームに登場する『五老星』のイラストを描き下ろしているのだ。こうした経緯を踏まえれば、芥見氏が『呪術廻戦≡』において『HUNTER×HUNTER』や『ONE PIECE』、『NARUTO-ナルト-』をオマージュした理由も頷ける。これらの作品はいわば彼にとっての『恩人』なのだろう」と論じた。(翻訳・編集/岩田)
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