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中国東部の浙江省の衢州空港で2024年7月、中国国際航空の旅客機の乗客が乗降用のドアをトイレのドアと間違えて開けたため、非常脱出用スライドが自動的に展開してしまいました。
中国東部の浙江省の衢州(くしゅう)空港で2024年7月、中国国際航空の旅客機の乗客が乗降用のドアをトイレのドアと間違えて開けたため、非常脱出用スライドが自動的に展開してしまいました。中国国際航空は11万元(約230万円)以上の経済損失を被ったとのことです。乗客が航空便を利用するのは初めてでした。中国国際航空は損害賠償を求めてこの乗客を提訴しました。裁判を担当した浙江省衢州市柯城区人民法院(地裁)はこの乗客に、中国国際航空に対して各種損失7万7593.46元(約160万円)を賠償することを命じる一審判決を言い渡しました。
この乗客は2024年7月4日夜、生まれて初めて航空機に乗り、CA2754便で衢州空港から中国南西部の四川省にある成都天府空港に向かう予定でした。この乗客は離陸準備の時間帯に客室の後部へ移動してトイレを使用しようとしましたが、飛行機後部のR2ドアをトイレのドアに間違えて開けたため、緊急脱出用スライドが展開してしまいました。この便の運航はキャンセルされ、問題を起こした乗客は空港警察に事情聴取されました。
中国国際航空は同件を受け、問題を起こした乗客を提訴し、航空機の維持費、運航取り消しの損害賠償、旅客の食事と宿泊の手配費用計11万847.8元(約230万円)の賠償を求めました。9月6日付の裁判文書網の掲載によると、衢州市柯城区人民法院は、被告は注意義務を全うしておらず、主たる責任を負うべきと判断し、被告は70%の賠償責任を負い、原告は30%の責任を負うと命じる判決を言い渡しました。この一審判決によれば、乗客は中国国際航空の各種損失7万7593.46元を賠償することになります。(提供/CRI)
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