「鬼滅の刃」無限城編にIGNがまさかの低評価、中国ネットで波紋

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5日、劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来を北米のゲーム・エンタメ情報サイトのIGNが10点満点中わずか6点と評価したことが中国のネットユーザーの間で波紋を呼んでいる。写真は鬼滅の刃。

2025年9月5日、劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来を北米のゲーム・エンタメ情報サイトのIGNが10点満点中わずか6点と評価したことが中国のネットユーザーの間で波紋を呼んでいる。(本記事はネタバレを含みます)

IGNは、「同作の感情的な盛り上がりが、回想シーンの多用によって大きく損なわれている。もともとアニメシリーズでも見られる傾向だったが、長編映画という形になると、その欠点がより際立つ。上映時間は155分と長く、その中に十数回もの回想が戦闘シーンの重要な場面に割り込むため、テンポが乱れ、実際の時間以上に長く感じられる」と評した。

また、「テレビアニメ版であれば、1週間ごとに視聴することで回想や提示される情報を消化できるが、映画で数分おきに戦闘から回想へ切り替われば、シーンごとの雰囲気が大きく変わるため、強い違和感や息苦しさを覚える。いずれ(再編集して)放送されるであろうテレビアニメ版では改善される可能性があるが、現時点の劇場版としては全体として物足りない仕上がりである」と指摘した。

これを中国のSNS・微博(ウェイボー)で533万人以上のフォロワーを持つブロガーが取り上げると、ネットユーザーからも「1時間も回想されたら、誰だってうんざりするよ」「本当に核心を突いている。ラスト30分なんか純愛アニメを見てる気分になった」「本当にそう思う。前半はまだ大丈夫だったけど、後半のあの人の回想シーンがあまりにも長すぎて、まだ終わらないのかって2回も時計を見ちゃった」と批判的な声が上がった。

一方で、「(続編は)何年かに一度しか出ないんだから、回想シーンがなかったら物語の背景を忘れちゃうよ」「回想シーンでテンションが削がれるっていうけど、何のテンションを?。戦闘のテンション?。胡蝶(こちょう)しのぶが姉を思い出すからこそ鬼への憎しみが伝わって復讐心につながるし、むしろ感情は高まるでしょ。最後の技の流れも熱くなったじゃん。猗窩座(あかざ)だって回想があるからこそ、なぜ最後に抵抗しなかったのか、鬼になるのが本意じゃなかったのかが分かる。ただの柱と鬼の戦いじゃなくて、狛治(はくじ)という人間としてのプライドも含めて物語の一部なんだよ」と擁護するコメントも寄せられた。

また、「的確。構成上の問題で、回想シーンが長すぎて見てると疲れるのは確か。でも自分はそれでも好きだし、やっぱり(制作会社の)ufotableは最高」「(一般の)映画として見たら、この評価は妥当だと思う。でも劇場版アニメシリーズの枠組みで見れば9点以上つけてもいい出来。ufotableは明らかにテレビアニメ版に再編集できるよう考慮して制作しているから、映画としての構成にあまり手を入れてないんだろうね」と中立的な意見も集まった。(翻訳・編集/岩田)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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