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中国で、上海自然博物館のライオンの剥製が注目されるようになった(写真)。両目が飛び出した奇妙な顔つきで、ライオンらしからぬ「お間抜け」な感じがすることがかえって人気を呼んだ。
中国では最近、上海自然博物館のライオンの剥製が注目されるようになった。両目が飛び出した奇妙な顔つきで、ライオンらしからぬ「お間抜け」な感じがすることがかえって人気を呼び、顔文字にして使う人も多いという。中国メディアの経視直播などが報じた。
上海自然博物館に確認したところ、所蔵するライオンの剥製が人気を集めているのは事実との説明だった。ネットで話題になったことなどで、多くの人が写真を撮影するためにわざわざ来館し、関連グッズの売れ行きも非常に好調とのことだ。
このライオンの剥製は、元は杭州動物園が飼育していた雄の成獣のライオンで、1977年に死んでから上海自然博物館に送られて標本とされた。製作直後には威風堂々としており、目つきは鋭かったという。
今では人目を引く奇妙な表情になってしまった。主な理由は標本制作当時の時代背景だ。当時は剥製制作の技術水準が低く、内部に詰められた材料は稲わらで、鉄の棒と組み合わせて体を支える作り方だった。時間の経過と展示場所の環境要因によって、旧式の詰め物は徐々に老化して変形が生じた。その結果、標本の顔に目立つ変形が起こり、いつの間にか「ギャップ萌え」を引き起こす表情になり、ネットで評判になったという経緯だ。(翻訳・編集/如月隼人)
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