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中国・湖北省の武漢大学の大学院の入学式に設置された椅子が日本国旗のようだとして、中国のSNS上で批判が殺到している。
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中国・湖北省の武漢大学の大学院の入学式に設置された椅子が日本国旗のようだとして、中国のSNS上で批判が殺到している。
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物議を醸しているのは今月5日に行われた式典。現場で撮影された写真には、入学式会場の一部の白い椅子の背もたれ部分に赤い丸印が付けられている様子が写っている。式典で人文字をドローン空撮する予定だったため、赤いTシャツを着た学生が着席するための目印だったという。
しかし、中国のネットユーザーからは「まるで日本国旗だ」「なぜ赤い丸にしたのか。色や形を変える、椅子の色を変えるなどやりようはいくらでもあったはず」「バカでも(日本国旗と)分かる。この大学に問題がないなんて、誰が信じるのか」「とんでもない!学校関係者を徹底的に調べるべきだ」「校長は辞任せよ」「この大学はすでにやられちまってるな」といった声が上がった。
ほかにも、「こんなに敏感な時期にきわどすぎる。人々が色々と考えを巡らせてしまうのも仕方がないだろう」「この時期にこんなものを出すのは覚悟の上だろう」「小日本がわれわれを内部から瓦解させようと狙っている。スパイをひっとらえろ」など、批判の声が殺到している。
武漢大学は「あくまで目印に過ぎず、過去にも同様のマーキングを行ったことがあるが問題視されなかった」と説明したが、批判はやむ気配はない。中国では3日に抗日戦争勝利80年の記念式典・軍事パレードが行われたばかりで、国民の民族感情が高まっていたことも炎上した背景にあるようだ。
一方で、中国のSNS・微博(ウェイボー)で430万のフォロワーを持つ著名インフルエンサーの応旺氏は「大学の行事については大衆の受け取り方を考慮する必要がある」としつつも、「理性的に見ることも必要。過度な深読みがイベントの本来のポジティブな意義を覆い隠してしまわないようにすべきだ」と呼び掛け、ごく一部のネットユーザーから「深読みする必要はない」など賛同の声が寄せられている。(翻訳・編集/北田)
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