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ロシア北極南極研究所は世界最大の氷山「A23a」が過去3カ月で約1000平方キロメートルの面積を失い、総面積の3分の1以上が消失したと発表しました。
ロシア北極南極研究所はこのほど、世界最大の氷山「A23a」が過去3カ月で約1000平方キロメートル(東京都の約半分の面積に相当)の面積を失い、総面積の3分の1以上が消失したと発表しました。
同研究所の科学者によると、南極の冬季に当たる6月から8月の間だけで、氷山の面積は36%減少しました。特に、60平方キロメートルから300平方キロメートルに及ぶ三つの巨大氷塊の分離が確認されました。6月初頭時点で2730平方キロメートルあった面積は、現在では1750平方キロメートルまで縮小しました。最新の観測データでは、氷山はサウスジョージア島の北約70キロメートル地点を漂流中です。
A23aは1986年9月に南極のフィルヒナー・ロンネ棚氷から分離した後、海底に引っかかり、長年ウェッデル海でとどまっていました。しかし、2020年ごろから融解とともに移動を開始し、今年3月にアザラシやペンギンの生息地として知られるサウスジョージア島付近で再び座礁しました。
地元の漁業関係者からは巨大な氷山の破片が漁業活動の妨げになるのではないかと懸念の声が上がっています。また、氷山の分裂過程がこの地域で採餌するジェンツーペンギンの個体群の生存に影響を及ぼす可能性もあると指摘されています。(提供/CRI)
華流
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