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5日、環球時報は、20年ぶりに訪問していた中国が大きく変化していたとするスペインメディアの文章を紹介した。写真は北京。
2025年9月5日、中国メディアの環球時報は、20年ぶりに訪問していた中国が大きく変化していたとするスペインメディアの文章を紹介した。
記事が紹介したのは、スペイン紙「エル・コレオ・バスコ」が1日に発表した「どうして中国は平和な国なのか」と題した文章。文章は、あるスペイン人学者が約20年ぶりに中国を訪れ、その大きな変貌について論じている。
筆者は約20年前に研究者としてカシュガル、西安、北京を訪れた際の印象について「矛盾したものだった」とし、国の活力や美しい風景に感銘を受ける一方で、一部の工業地帯や郊外は乱雑で、人々の身なりも悪く、飲食店の衛生状態も良くなかったと振り返った。
そして、今年の夏に再び訪れた中国は20年前とは全く異なる国だったと驚きを示し、今の中国を「秩序があり、清潔で、安全で、平穏で、観光客に開かれており、継続的に改善されている」と評価。福建省のアモイで見た夜景は「ドバイよりも壮観だった」と称賛し、かつてニューヨークやシドニーが担っていた「観光客を魅了する都市景観」の役割が今や、上海などの中国へと移り代わったとの見方を示している。
また、現在の中国では農村部でさえ医療、教育、交通などの生活水準が著しく向上しており、空港の保安検査も米国より迅速かつ効率的だったと紹介。さらに、多くの大学で学生たちの言論の自由を目の当たりにし、教会やモスク、寺院で迫害や統制の様子は見られなかったとした。
筆者は中国の大きな転換点が、2013年に習近平(シー・ジンピン)国家主席が打ち出した「一帯一路」構想にあるとの認識を示した。そして、中国が今なお多くの課題を抱えているものの、それらは「社会の成果とGDPの向上に基づく前向きなチャレンジ」であって、一部の西側諸国のような「金融の策略」であったり、ましてや米国のような「爆弾とミサイル」によるものでは決してないと結論づけた。(編集・翻訳/川尻)
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