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中国の研究者が率いる国際研究チームは火星の固体内核の存在を初めて確認しました。写真は火星の固体内核のイメージ図。
中国科学技術大学の研究者が率いる国際研究チームは、惑星科学研究分野で大きな進展を遂げました。国際的な学術誌「ネイチャー」は北京時間9月3日夜、同研究チームが共同で作成した論文をオンラインで発表しました。
論文によると、研究チームは米航空宇宙局(NASA)の火星探査機「インサイト」(InSight)の探査データに基づき、火星の固体内核が存在する証拠を発見しました。探査データをさらに解析した結果、火星の内核の半径は約600キロと推定され、その主成分は軽元素を大量に含む結晶性鉄ニッケル合金の可能性が高いとのことです。
研究チームは今回の研究結果を踏まえ、今後は鉱物学などを組み合わせて火星内核の物質構成を特定し、火星の進化に対する理解を深めていきます。このほか、動力学シミュレーションと結びつけて、火星内核の進化過程を再現し、火星の磁場の起源と進化メカニズムに対する重要な手掛かりを提供していきます。関連の研究方法は今後、月の内部構造をより正確に理解するために月探査データの研究にも応用されるとのことです。(提供/CRI)
CRI online
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