中国の科学者、植物遺伝子の起源に関する新メカニズムを解明

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中国の科学者は植物遺伝子の起源に関する新メカニズムを解明しました。写真はコウシンバラの遺伝子SCREP誕生のイメージ図。

科学界では長い間、新たな遺伝子が複製エラー、融合、または分割により生まれると広く認識されてきました。しかし、中国の科学者は研究を通じて、自然界には全く新しい機能を持つ遺伝子が「ゼロから誕生」できることを発見しました。

国際的な学術雑誌「セル」は北京時間9月2日深夜、華中農業大学科学研究チームの研究成果を発表しました。この成果は、全く新しい遺伝子が誕生する複雑なプロセスや、その遺伝子が植物の表現型に及ぼす影響のメカニズムを明らかにしました。

コウシンバラは種類が豊富で、自然個体数百種と1万以上の栽培品種があり、園芸作物として重要な価値を有し、生物多様性研究のモデル植物に適しています。中国中部の湖北省武漢市にある華中農業大学の科学研究チームは、このコウシンバラをモデル資源として研究を進め、全く新しい遺伝子を発見し、SCREPと命名しました。この新遺伝子の誕生は、1千万年以上の時間をかけて種が徐々に進化した結果です。研究は、この遺伝子がコウシンバラの重要な芳香物質であるオイゲノールの合成を著しく抑制できることを実証しました。

この発見は、コウシンバラが持つ香りの特性を意図的に制御する理論的根拠を提供するだけでなく、合成生物学において幅広く応用される潜在力を持っています。将来的に、既存の遺伝子に依存して改良と組み立てを実施するという従来の技術の限界を突破し、ゼロから新たな遺伝子を作ることにより、植物の形質を正確に改良できることが期待されています。(提供/CRI

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