中央農村活動指導グループ弁公室は9月1日に寧夏ホイ族自治区で開かれた、一部の省の農村での高額の彩礼（婚姻に際して、男性側が女性側の家族に贈る金品や財物）問題に対する総合的な是正に関する経験交流会で、今後農村の高額彩礼に対する総合的是正措置の定着に向けた活動を強化していくと明らかにしました。

同指導グループ弁公室の関係部門責任者は会議で、「農村部の高額彩礼問題には文化、習慣、性別の不均衡、都市部と農村部の格差など多方面の要素が絡んでいる。継続的に注力し、時間をかけて、重点任務と重点地域に焦点を当てて取り組まなければならない」と述べた上で、「彩礼の状況を把握するための調査を行い、農村部の結婚・恋愛に関わる公共サービスを強化し、法に基づいて彩礼行為を規範化し、宣伝・教育による誘導を強化する必要がある」と強調しました。

また、対症療法にとどまらず、根本的な解決を目指す長期的な制度構築も模索することを求めました。さらに、農村建設行動を着実に推進し、農村部の住みやすさと仕事のしやすさのレベルを高めて、農村部の青年の生産と生活における悩みをより良く解決すること、農村の結婚適齢期の人々の状況に応じて、的確な支援と指導を行い、彼らの能力向上、収入増加、生活水準の改善、結婚・恋愛の成功率の向上を支援すること、法と規則に基づいて「低彩礼」と「ゼロ彩礼」を奨励する措置を打ち出すことなどを通じて、新たな風習がもたらす利益と恩恵を実感させる必要があると強調しました。（提供/CRI）