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台湾メディアの中時新聞網は2日、設立わずか3年の日本の半導体企業Rapidusの2nmプロセス(2HP)が台湾TSMCのN2に匹敵するとして「業界に衝撃が走った」と報じた。資料写真。
台湾メディアの中時新聞網は2日、設立わずか3年の日本の半導体企業Rapidus(ラピダス)の2nmプロセス(2HP)が台湾TSMCのN2に匹敵するとして「業界に衝撃が走った」と報じた。
記事は、海外メディアのWccftechが伝えた内容として、ラピダスのロジック密度が 237.31 MTr/mm² に達し、TSMCの 2nm(236.17 MTr/mm²)とほぼ同等であり、インテルの 18A プロセス(184.21 MTr/mm²)を大きく上回っていると報じた。
そして、「TSMCとラピダスは共に高密度を追求しており、同じ面積により多くのトランジスタを搭載することを目標としている。したがって、両者のロジック密度がほぼ同じであれば、最終的に実現できる演算性能もほぼ近いものになる」と説明した。
一方で、「ラピダスがTSMCとの差を縮めるのは依然として困難である」との見方を示し、「TSMCは多数のウエハーを用いた大規模量産を行っているのに対し、ラピダスは単一ウエハーの生産方式を取っており、限られた生産量の中で調整に注力しているからだ」と指摘した。
また、「TSMCの2nm は今年第4四半期に量産開始予定で、顧客にはアップル、NVIDIA、AMD、クアルコムなどが含まれる。一方、ラピダスは26年第1四半期に 2nm の基礎設計キット(PDK)をリリースし、27年の量産を目指している」と言及したほか、「TSMCが完全なサプライチェーンとエコシステムを有しているのに対し、ニッチ戦略を主体とするラピダスはまだ立ち上げ段階。AI スタートアップやクラウド大手を対象とした少量・高利益率の受注に狙いを定めている」とその差を伝えている。(翻訳・編集/北田)
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