【CRI時評】中国はグローバル・ガバナンス・イニシアチブで「大国の責任」を再び体現

CRI online    
facebook X mail url copy

拡大

近年の中国はグローバル・ガバナンスの体系の改革と改善の道において、理念の提唱者であると同時に、実務的な行動派でもある。

中国の習近平国家主席は1日、天津で開催された「上海協力機構プラス」会議(拡大SCO会議)の席上、「主権平等を信奉」「国際社会で法治を順守」「多国間主義を実践」「人本位を提唱」「行動を重視」と強調するグローバル・ガバナンス・イニシアチブを初めて提唱した。これら五つの理念はそれぞれ、グローバル・ガバナンスにおける最も重要な前提、根本的な保障、基本的な道筋、価値の方向性、重要な原則であり、国連憲章の宗旨と原則を受け継いでおり、圧倒的多数の国々に共通する期待に応えるものだ。

例えば「発展途上国の代表権と発言権の向上」「少数の国の『家のおきて』を他国に押し付けない」「単独主義に反対」といった主張は、現在の国際政治と経済秩序に存在する不公平、不公正、不合理な現象を鋭く突いており、問題解決への志向性と現実への対応性は非常に強い。

国際世論はグローバル・ガバナンス・イニシアチブに強い関心を示し、「三大グローバル・イニシアチブ構想に続いて、中国が世界に提供したもう一つの重要な公共財だ」「この新たなイニシアチブは、現在のグローバル・ガバナンスの課題を打開する上で重要な意義を持つ」といった評価が出ている。

世界最大の地域組織である上海協力機構は設立から24年間、相互信頼、相互利益、平等、話し合い、多様な文明の尊重、共同発展の追求から成る「上海精神」を一貫して実践し、新たな国際関係の構築や人類運命共同体の推進において有益な探求を行い、成功の経験を積み重ねてきた。ある分析によれば、中国がSCO天津サミットでグローバル・ガバナンス・イニシアチブを提起したことは、グローバル・ガバナンスを改善し良い方向に推進することにおいて、SCOがより大きな役割を果たすことへの中国の期待を示すものだ。

開かれた世界経済の構築を主張することから、国際的な焦点である問題の政治的解決を推進することまで、さらに国際調停院の設立の推進や世界人工知能協力機構の創設の提案に至るまで、近年の中国はグローバル・ガバナンスの体系の改革と改善の道において、理念の提唱者であると同時に、実務的な行動派でもある。今回のグローバル・ガバナンス・イニシアチブの提唱は、SCO天津サミットの重要な成果であるだけでなく、中国が時代に即してグローバル・ガバナンスの体系の改革と改善を推進し、人類が共通して直面する試練を解決し、すべての人が豊かで安全で健康な生活を享受できる世界の構築に向けた道筋を示し、その方向を明らかにしたものだ。中国は世界の「百年に一度の大変局」の中で、その知恵と行動によって「大国の責任とは何か」を再び体現した。(提供/CRI

※本記事はニュース提供社の記事であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。すべてのコンテンツの著作権は、ニュース提供社に帰属します。

noteに華流エンタメ情報を配信中!詳しくはこちら


   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携