中国の習近平国家主席は9月2日午前、北京市内の人民大会堂で、2025年上海協力機構（SCO）天津サミットと中国人民抗日戦争および世界反ファシズム戦争勝利80周年記念行事に出席するため中国を訪問中のモンゴルのフレルスフ大統領と会談しました。

習主席は、「国際情勢がどのように変化しようとも、中国はモンゴルにとって信頼でき、頼れるパートナーであり続ける。双方は両国関係の政治的基礎をしっかりと守り、発展戦略の連結を深め、それぞれの現代化建設を実現する道を手を携えて前進するべきである。中国が打ち出したグローバルガバナンスイニシアチブは、グローバルな課題により良く対応するためのものであり、モンゴルと共にこのイニシアチブを実行し、ガバナンスの赤字問題を解決したい」と述べました。

フレルスフ大統領は、「モンゴルは中国が『親・誠・恵・容』（周辺国と親しく付き合い、誠意を尽くし、互恵の原則に基づき、広く包容する）という周辺外交理念を堅持していることを高く評価し、引き続き一つの中国の原則を厳守し、台湾やチベット、新疆、香港の問題で中国の立場を断固として支持していく。モンゴルは両国の経済貿易協力の潜在力を掘り起こすことに期待しており、中国と国際舞台で互いに支持し合い、緊密に協力し、発展途上国の共通の利益を守っていきたい」と述べました。

双方は税関、計量、メディアなどの分野の複数の2国間協力文書に調印しました。（提供/CRI）