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中国メディアの観察者網は2日、第2四半期(4〜6月)のファウンドリ(半導体受託製造)市場シェアについて、TSMCは70%を超え、サムスンとSMICは共に落としたとする記事を掲載した。資料写真。
中国メディアの観察者網は2日、第2四半期(4〜6月)のファウンドリ(半導体受託製造)市場シェアについて、「台湾積体電路製造(TSMC)は70%を超え、韓国のサムスン電子と中国の中芯国際集成電路製造(SMIC)は共に落とした」とする記事を掲載した。
記事が取り上げたのは台湾の市場調査会社トレンドフォースの集計で、それによると、第2四半期のファウンドリ業界の売上高上位10社の合計売上高は前四半期比14.6%増加して過去最高の417億1800万ドル(約6兆1742億円)となった。
トレンドフォースによると、中国の消費者補助金制度による早期の在庫確保と、今年後半に発売予定の新型スマートフォン、パソコン、サーバーに対する需要の高まりがけん引役となった。世界の主要ファウンドリ全体では、ウエハー出荷量と稼働率が共に力強く回復した。第3四半期(7〜9月)も季節的な需要に支えられ、プラスの勢いを維持すると予測している。先端ノードでは、AIプロセッサやプレミアムスマートフォン向けSoCといった主力チップの成長が継続する一方、成熟ノードでは周辺ICの受注が恩恵をもたらすとみられる。しかしながら、第3四半期の売上高の伸びは、第2四半期の急速な成長に比べると緩やかになると予想されるという。
TSMCの第2四半期の売上高は同18.5%増の302億3900万ドル(約4兆4753億円)で、市場シェアは67.6%から70.2%に上昇した。2位のサムスンは同9.2%増の31億5900万ドル(約4675億円)で、市場シェアは7.7%から7.3%に下落した。3位のSMICは同1.7%減の22億900万ドル(約3269億円)で、市場シェアは6.0%から5.1%に下落した。(翻訳・編集/柳川)
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