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1日、澎湃新聞は、中国のマラソン大会で優勝した女性看護師が休暇制度の改善を涙ながらに訴えたところ、ネット上で議論を巻き起こしたと報じた。
2025年9月1日、中国メディアの澎湃新聞は、中国のマラソン大会で優勝した女性看護師が休暇制度の改善を涙ながらに訴えたところ、ネット上で議論を巻き起こしたと報じた。
記事によると、黒竜江省ハルビン市で8月31日に開かれたハルビンマラソン大会で、福建医科大学付属第一医院の看護師である張水華(ジャン・シュイホア)さんが2時間35分27秒の自己ベストで完走し、女子の部で優勝した。レース後のインタビューでは感極まった様子で涙を見せ、日頃の仕事が忙しいためにマラソン大会への参加もままならなかったと訴え、上司に休暇取得やシフト変更を相談したところ「それは個人の趣味であり、特別扱いはできない。自分で同僚と調整するようにと言われた」と明かした。
張さんによる「涙の訴え」はネット上で大きな議論を巻き起こし、同情的なネットユーザーからは「看護師は本当に大変だ」「大型スポーツイベントなのだから、職場はある程度の便宜を図るべきだ」といった意見が寄せられる一方、「上司の言うことはもっともだ。個人の趣味を仕事より優先するな」「便宜を図ってもらって優勝したら、賞金を同僚に分けるの?」「シフトを代わってくれた同僚に感謝もせず、上司や同僚を悪者にするのはおかしい」といった厳しい声も飛び出した。
また、批判的なユーザーの中には、張さんが今年に入ってすでに複数のマラソン大会に参加していることを示すデータを紹介した上で、「たまになら理解できるが、これほど頻繁に同僚にシフトを代わってもらうのはどうなのか」と疑問を呈する人もいた。
ネット上で議論が繰り広げられる中、張さんが自身のSNSアカウントに説明文を投稿したものの、その後削除するとともに、コメント欄を閉鎖した。澎湃新聞のコメンテーターは「議論が起きたことは悪いことではない。少なくとも、職場の管理職にとっては従業員の合理的な個人的要求に耳を傾け、十分な配慮を示していたかを自省する良い機会にはなった」との見方を示した。(編集・翻訳/川尻)
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