清朝・愛新覚羅一族の皇女を名乗り、中国各地で総額1億円をだまし取った詐欺グループが摘発される―中国

Record China    2014年10月20日(月) 3時20分

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17日、清朝の愛新覚羅一族の皇女を名乗り、中国各地で総額1億円をだまし取った詐欺グループがこのほど、陝西省西安市の警察に逮捕された。写真は頤和園。

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2014年10月17日、中国紙・華商報によると、中国各地で総額1億円をだまし取った詐欺グループがこのほど、陝西省西安市の警察に逮捕された。詐欺グループの主犯格は清朝の愛新覚羅一族の皇女を名乗る48歳の女だった。

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2012年12月、西安に住む王容疑者は、自分が満州族で清朝皇帝・愛新覚羅溥儀一族の皇女に似ていることに気づいた。これを知り合いの男2人に話したところ、彼らは王容疑者を利用して裕福な高齢者から金銭をだまし取ることを思いついたという。男たちは河南省や湖北省の友人7人を仲間に引き入れ、10人で詐欺グループを結成した。

13年1月には西安の高級ホテルで招待客500人の盛大なパーティーを開催。「愛新覚羅一族の第3皇女」を名乗る王容疑者が「国に凍結された隠し財産を取り戻すには、関係者に裏金を渡さなければならない。このため出資金を集めている。財産取得後はこれを3倍にして返す」と訴え、出資者を募った。

今年7月、王容疑者と仲間の男1人が詐欺の被害者と親族らに拉致監禁されたことから事件が発覚。その後の調べで、だまされた高齢者は全国で6人、被害総額は572万元(約1億円)に上り、1人で300万元(約5200万円)もだまし取られた被害者も。警察は容疑者10人のうち9人を逮捕したが、残る1人は現在も逃走中だ。(翻訳・編集/本郷)

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