チャオ・リーイン（趙麗穎）主演の中国ドラマ「造城者」では、同年代の人気女優同士のライバル対決も期待されている。

チャオ・リーインとホアン・シャオミン（黄暁明）が主演の「造城者」は人気小説が原作で、小さな漁村から近代都市へと発展した浙江省竜港市をモデルに都市建設を描いたドラマ。国営の中国中央テレビ（CCTV）ドラマチャンネルで、ヤン・ミー（楊冪）主演のドラマ「生万物」の後を受けて登場するとみられていたが、抗日ドラマ「帰路」の放送が25日にスタートしたことで、「造城者」は9月放送とも予想されている。

ヤン・ミー主演の「生万物」はCCTVでの視聴率が瞬間最高2．68％に達し、同局の夏季シーズンのドラマとしては歴代最高の数字となった。ここ数年「哈爾浜（ハルビン）1944」や「恋狐妖伝～ファースト・ラブ～」など主演ドラマの数字が振るわなかったヤン・ミーが、「生万物」によって一気に名誉挽回した。

チャオ・リーインはヤン・ミーと同じく、人気女優がひしめく「85後（85年～89年生まれ）女優」の1人で、2022年のドラマ「風吹半夏」やチャン・イーモウ（張芸謀）監督の映画「第二十條」などでの好演によって、同世代を代表する存在に。中国のネット上では、好調だった「生万物」の直後に別ドラマを挟むことで、ヤン・ミーとチャオ・リーインの直接対決の話題が過熱するのを避けたのではないかとも推測されており、「造城者」への期待が一層高まっている。（Mathilda）