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国家電力投資集団は27日、世界で初となる出力660メガワットの超々臨界ダブルアーチ型石炭火力発電ユニットがすべて正常に運転を開始したと発表しました。
国家電力投資集団(SPIC)は27日、世界で初となる出力660メガワット(MW)の超々臨界(USC)ダブルアーチ型石炭火力発電ユニットがすべて正常に運転を開始したと発表しました。
このプロジェクトは「風力・太陽光・火力・蓄電の一体化」によるクリーンエネルギー事業で、「石炭火力+新エネルギー」の組み合わせにより、それぞれの強みを補完しています。同ユニットは、無煙炭の高効率かつクリーンな燃焼という技術的課題を克服し、従来の重油点火方式に比べ、同じ燃料消費量で二酸化炭素(CO2)排出量を53%削減し、また窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(SOx)などの汚染物質の排出量を90%以上減少させることに成功しました。年間では石炭調達コストを7200万元(約14億9000万円)以上節約できる見込みです。
「超々臨界ダブルアーチ型石炭発電ユニット」とは、分かりやすく言えば「石炭をより効率的に燃やし、汚染をより少なくする」先進的な発電プラントです。点火が難しく、燃焼を安定させにくく、燃え残りが多いという無煙炭に特化して設計されており、独特のダブルアーチ構造により、微粉炭が炉内でより効率的、均一、かつ完全に燃焼することを可能にしており、低品位炭を使用した発電における先進的な石炭火力ユニットと位置付けられています。
SPIC貴州金元織金クリーンエネルギー社の責任者である顧剣氏によると、プロジェクトがフル稼働すると、年間発電量は約60億キロワット時、生産額は約20億元(約413億円)に達する見込みです。さらに、年間でCO2を30万トン以上削減できると予想され、これは約200万本の植樹に相当する効果です。(提供/CRI)
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