中国アニメは「鬼滅の刃」の成功にどこまで迫れるのか―中国メディア

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26日、中国メディアの36Krに「中国の劇場版アニメは『鬼滅の刃』の成功にどこまで迫れるのか」と題した記事が掲載された。

2025年8月26日、中国メディアの36Krに「中国の劇場版アニメは『鬼滅の刃』の成功にどこまで迫れるのか?」と題した記事が掲載された。

記事はまず、「この夏、中国と日本の映画館では劇場版アニメが注目を集めている。日本では、劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来が圧倒的な人気を誇り、観客動員数や興行収入で歴史的記録を更新した。一方中国でも、男性向けのネット小説を原作としたアニメの劇場版化が発表されるなど、アニメ作品が劇場版進出を目指す動きが活発になっている」と述べた。

その上で、「中国の劇場版アニメはこれまで長らく存在感が薄かった。テレビ版やネット配信版の延長として制作されるケースは少なく、主流は子ども向けアニメであった。代表例として、『喜羊羊与灰太狼』や『熊出没』シリーズが挙げられる。これらの作品はテレビ版で人気を博した後、劇場版に進出したものの、低年齢層向けに偏った内容のため、幅広い世代への訴求力は限られていた。『喜羊羊』シリーズは15年以降、興行収入が低下し続け、続編の興行収入も振るわなかった。『熊出没』は毎年春節シーズンに上映することで、子ども向けの作品として定着した」と言及した。

また、「子ども向け以外のアニメに目を向けると、中国の大手オリジナルWeb漫画サイト『有妖気』発の『十万個冷笑話』が劇場版アニメとして市場に存在感を示した数少ない例だ。14年と17年に劇場版が公開され、それぞれ1億1900万元(約24億円)、1億3300万元(約27億円)の興行収入を記録した。しかし、同作は後に制作が停滞し、『有妖気』自体も中国の動画共有サービス・bilibili(ビリビリ)に吸収されて閉鎖された。過去の中国の劇場版アニメは、制作環境の制約やターゲット層の限定、配信プラットフォームの分散など、複数の課題に直面していたため、中国の劇場版アニメの多くは、古典文学や神話を題材とする作品が中心となり、幅広い世代への認知と興行収入の両立を目指す傾向が強かった」と説明した。

そして、「こうした状況に変化が生じたのが、長編ネット配信アニメの登場だ。近年、中国の動画配信プラットフォームは長編ネット小説を活用し、長期的な配信を行いながら、劇場版化や特別編制作の試行を行っている。『斗羅大陸』『仙逆』『剣来』『我在精神病院学斬神』などがその代表例で、27年以降の劇場版公開が予定されている。これにより、原作ファンと新規観客の双方に向けて、劇場版という新しい市場での収益化が可能となった」とした。

記事は、「大規模な中国アニメが劇場版『鬼滅の刃』のような成功を収められるかは未知数だ。ポジティブな面として、中国市場の大規模な観客層やリピート消費の可能性、新規ファン獲得への効果が挙げられる。一方で、制作難度やコスト、リソース圧迫、原作改編時のファン反発といった課題が大きい。現状中国では、『鬼滅の刃』のように主要エピソードを大胆に再編集する方式とは異なり、サイドストーリーや番外編のような物語を劇場版化する展開が主流だ。ただし将来的にこの産業モデルが整えば、中国アニメの良質な物語も劇場で正当に評価されるようになるだろう」と結んだ。(翻訳・編集/岩田)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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