脳科学の「カラービジョン」を開拓、中国の研究者が多色小型化二光子顕微鏡を開発

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中国の研究者が多色小型化二光子顕微鏡を開発しました。

北京大学の程和平院士(アカデミー会員)と王愛民教授の研究チームはこのほど、北京情報科技大学の呉潤竜教授のチームと共同で、わずか2.6グラムの多色小型化二光子顕微鏡の開発に成功し、自由運動するマウスの高解像度脳深部二光子カラーイメージングを世界で初めて実現しました。この研究成果は先ごろ、国際学術誌「ネイチャー・メソッズ(Nature Methods)」に掲載されました。

呉教授は、脳深部イメージング分野において、この顕微鏡は飛躍的な進展を実現したと紹介しました。これは、脳のニューロンと細胞器官の動的活動を「カラーライブ配信」するようなもので、自由運動する動物の大脳深部構造における神経活動を観察することがもはや夢ではなくなり、神経疾患のメカニズムを解明する上で大きな潜在力を持っています。

程院士は、「長年、多色蛍光標識を用いた非侵襲的脳深部イメージングは大型の卓上型装置でしか実現できなかった。われわれのチームは世界で初めて、小型化二光子顕微鏡の多色励起イメージング(励起光により誘導された発光を捉え画像化する技術)の難題を解決し、脳の複雑なネットワーク研究に画期的な進展をもたらした」と述べています。今後、この技術は脳の認知原理の理解、脳疾患のメカニズム研究、神経薬物評価、さらにはブレーンマシンインターフェースなどの分野で幅広い応用が期待されています。(提供/CRI

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