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中国で総合演算能力指数ランキングが発表された。
8月22日から24日まで、山西省大同市で「2025中国演算能力大会」が開催された。開幕式では、「1+4」の演算能力関連の重要産業報告書が発表された。具体的には、「2025総合演算能力指数」「2025演算能力発展報告」「2025ストレージ能力発展報告」「2025伝送能力発展報告」「2025スマート演算サービス発展報告」の5本だ。このうち「2025総合演算能力指数」報告(以下「報告」)は、中国の総合演算能力の発展現状を包括的に示している。
演算能力の面では、演算能力の構造最適化と技術イノベーションが同時進行で進んでいる。一方では、スマート演算の規模が大幅に拡大し、演算能力は、「スマート演算主導・多元的協調発展」という特徴を示している。2025年6月末時点で、中国国内の稼働中の演算能力センターのラック総数は1085万標準ラックに達し、スマート演算能力の規模は788EFLOPS(FP16)に上る。他方では、演算能力技術のイノベーションが性能向上を推進し、AI技術と深く融合した結果、自然言語処理、画像認識、音声認識などの分野で画期的な成果が得られ、演算能力産業の応用拡大を力強く支えている。
ストレージ能力の面では、ストレージ規模と性能が構造的な飛躍を遂げた。近年、中国のデータストレージ総量は急増傾向を示しており、ストレージインフラの整備も大きな成果を挙げている。2025年6月末時点で、全国のストレージ能力規模は1680エクサバイト(EB)を超え、2023年比で約40%増加した。ビッグデータやAIの幅広い応用、さらにスマート製造やスマート交通などの分野におけるデータ需要がストレージ拡大を推進している。
伝送能力の面では、伝送能力のインフラ整備と調整メカニズムが並行して向上している。中国のネットワークインフラ整備は大きな成果を挙げており、ネットワークによる演算能力サポートの優位性が明らかになっている。基幹ネットワークの構造と性能が最適化されている。国家ハブ間の伝送遅延は20ミリ秒以内、クラスターから主要都市への伝送遅延は5ミリ秒以内、同一地域内の演算ノード間の遅延は1ミリ秒にまで低減されている。
モデルの面では、モデル技術と産業応用が「両輪駆動」で進展している。近年、中国の大規模言語モデルエコシステムは着実に整備が進み、技術が急速に発展している。2025年6月末時点で、中国は1509の大規模言語モデルを公開しており、世界全体で公開された3755モデルのうち、数の面で1位に立っている。
省レベル行政区総合演算能力指数ランキングでトップ10の省(自治区・直轄市)は、河北省、江蘇省、広東省、浙江省、北京市、上海市、内モンゴル自治区、山西省、山東省、貴州省。
このほか、報告は、大規模言語モデルをはじめとするAI技術が次世代産業変革をけん引する中核的な原動力になっているとしている。今後、スマート演算はさらに急速な成長期を迎え、多様な応用シーンで革新的な変化を促し、産業発展に新たな活力を注ぎ込むとともに、演算能力、ストレージ能力、伝送能力といったインフラの協調発展を牽引すると見込まれている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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