中国の江門ニュートリノ実験検出器メイン装置が本格稼働

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中国の江門ニュートリノ実験検出器が稼働しました。

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中国の江門ニュートリノ実験検出器(JUNO)が8月26日、本格的に稼働しました。10年余りの準備と建設を経て、JUNOは世界初の超大規模・超高精度ニュートリノ実験検出器のメイン装置として稼働を始めます。

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JUNOは広東省江門市付近の地下700メートルにあり、53キロメートル離れた台山と陽江の原子力発電所で発生したニュートリノを検出し、これまでにない高い精度でそのエネルギースペクトルを測定することができます。世界にある同種の実験装置と比べ、JUNOは質量の順序に対する測定において、地球の物質的効果やその他未知のニュートリノ振動パラメーターによる影響を受けず、六つのニュートリノ振働パラメーターのうちの三つの精度を著しく高めました。


JUNOは中国科学院高エネルギー物理研究所が主導する重要な国際協力プロジェクトで、メンバーは17の国と地域、74の科学研究機関から700人近くの研究者が参加しています。設計使用寿命は30年で、ニュートリノの質量の順序付け、太陽、超新星、大気、地球から到来するニュートリノの最先端研究など、素粒子物理学分野における今後10年内の重大な問題の解決に取り組み、未知の物理学を探索する新たな窓口になるとみられています。

JUNO協力チームの王貽芳報道官は、「JUNOの液体注入完了と本格稼働によるデータの読み取りは大きな進展だ。このような超大規模・超高精度のニュートリノ実験専用メイン装置が世界で初めて稼働することにより、物質や宇宙の本質などの基本的な問題に答えられるようになる」と期待を寄せました。(提供/CRI

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