ガソリン車の時代に幕?中国で固体電池の商業化が大きく進展

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中国で固体電池の商業化が大きく進展しています。

中国で固体電池の商業化が大きく進展しています。大手電池メーカーの国軒高科は、第13回科学技術大会で「金石」全固体電池のパイロットラインの稼働を発表し、車載実験にも投入しました。6分で60%充電でき、フル充電では走行距離が1000キロを超えると見込まれています。エネルギー密度は525Wh/kgに達し、テスラサムスンを上回りました。

固体電池は液体電解質を固体に置き換えることで高密度化、安全性、寿命を同時に高める革新技術です。ガソリン車の利便性に追いつくには充電速度と航続距離が課題とされてきましたが、中国メーカーは量産技術の確立で大きな前進を果たしました。国軒高科はすでに全固体電池の量産ライン設計に着手し、業界の先頭を走っています。

一方、南都電源は独自開発の314Ah半固体電池を採用した2.8GWh規模の独立型蓄電プロジェクトを受注しました。これは世界最大規模の半固体電池による蓄電案件です。

固体電池の商業化が大きく進展した背景には中国の急速な電動化があります。2024年時点で中国国内の新エネルギー車保有台数は3100万台を超え、世界市場シェアは7割超に達しました。比亜迪BYD)や蔚来(NIO)、長安汽車など大手各社は全固体電池搭載車の実用化計画を相次いで発表し、長安汽車は2027年の量産開始を目指しています。

固体電池の普及は自動車産業にとどまらず、大規模蓄電やエネルギー安全保障に直結するテーマです。

研究試作から商業応用へ、固体電池技術はついに実用段階へ入りました。車載から蓄電まで幅広い分野での導入が進めば、エネルギー産業の勢力図は大きく塗り替えられる可能性があります。(提供/CRI

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