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中国で雲南省の大理が長期滞在トップ都市になった。
「雲南の生活・雲南に滞在」をテーマとしたシリーズ記者会見が21日、雲南省大理ペー族自治州の大理会場で行われた。そこで明らかにされたところによると、2025年1月から7月にかけて、大理に長期滞在した人は60万人を超えたという。中国新聞網が伝えた。
大理自治州は雲南省中西部に位置し、全国で唯一のペー族の自治州だ。蒼山十九峰、淡水湖の洱海、1000年の歴史を持つ古城など豊富な自然資源・文化資源があり、年平均気温は16.2度。雪山を望む湖は壮麗な美しさをたたえ、古城の路地にはゆったりとした時間が流れる。
2025年1~7月に大理を訪れた観光客は前年同期比11.27%増の延べ7050万7300人に上り、観光収入は同19.29%増の878億6900万元(約1兆8013億円)に達した。またこれらの従来の観光データが上昇したのと同時に、長期滞在する人の規模が拡大を続けたことは注目に値する。OTA(ネット旅行会社)プラットフォームのデータでは、大理はすでに中国国内の長期滞在人気都市ベスト10で1位になっている。
大理は系統的な計画配置により、「一時的なネット人気」を「長期的な滞在者」へと結実させた。
大理は滞在者の多様なニーズに対応するため、多層的なサービスシステムを構築した。大理ペー族自治州文化・観光局の楊梅秀(ヤン・メイシウ)副局長は、「当自治州には農村、ヘルスケア、都市部、レジャー、文化芸術、スポーツなどさまざまなタイプの滞在モデルスポットがある」と説明した。
滞在を取り巻く経済が大理の農村振興をけん引している。大理は村を単位として組織し、滞在事業に特化した合作社や村の経済発展を主旨とする強村公司などを設立し、「資産の出資による投資」「経営権の出資による投資」「参入を巡るサービス」などのモデルを通じ、農村提携・農村けん引のメカニズムを打ち立て、大理の鳳陽邑、弥渡・白崖城、巍山イ族回族自治県・蒼鷺谷など各地で農村の空き家を長期賃貸住宅として利用する一連の滞在村を構築した。州全体で滞在事業を展開する自然村は2024年の25カ所から2025年の92カ所に増え、こうした滞在村の集団としての収入と個人の平均収入は州全体の平均レベルを上回っている。
米国から来た滞在者のネイサン・ジョーンズさんは大理に滞在してすでに6年になり、「毎日さまざまに変化する太陽の光を受けて目を覚まし、生活に対する期待でいっぱいになる。コミュニティーの雰囲気が包摂的だからこそ、自分と家族はここに深く根を下ろしたのだ。自分たちは今、大理のためにどんなことができるかを考えている。大理にお返しがしたいと心の底から思う」と話した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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