シフゾウの遺伝問題に進展、北京で初の海外個体群の研究を実施

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北京で初の海外個体群の研究が実施されました。

北京シフゾウ生態実験センターは今年、英国のウォーバン・サファリパークと協力して海外にいるシフゾウの個体群を対象に遺伝子分析を行っています。中国による海外のシフゾウ個体群に対する初のDNA分析研究であり、シフゾウの科学的管理と保護につながると見られています。

シフゾウは中国の固有種で、かつては黄河と長江の流域に生息していましたが、19世紀末に海外に流出し、中国本土では絶滅しました。今から40年前の1985年8月24日に、22頭のシフゾウが英国から故郷である中国の北京南海子郊野公園に戻されました。その後1986年と1987年に77頭が中国に持ち込まれ、北京と中国南部の江蘇省大豊地域に暮らしています。

北京シフゾウ生態実験センターシフゾウ保護研究室の責任者である郭青雲氏によると、シフゾウは小集団の個体群から進化してきた生物種であり、いま世界に生息しているシフゾウのすべてが18頭の子孫です。シフゾウは最初の個体数が少なかったために、強い近親交配が発生しています。同センターは、国内外のシフゾウの遺伝子構造や血縁関係などを体系的に分析し、その遺伝子ゲノム、遺伝の多様性、腸内微生物などの多くの分野で重要な進展を遂げました。研究者はまた、26種類のシフゾウの腸内菌を分離して、シフゾウの腸内健康についての基礎知識を確立し、その科学的な管理や保護に重要な根拠を提供しました。

1985年に22頭のシフゾウが英国から北京南海子郊野公園に戻されてから40年にわたる繁殖と野生復帰を経て、中国のシフゾウの数は1万4000頭に達し、生息地も当初の2カ所から94カ所に拡大したとのことです。(提供/CRI

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