中国で中高年の俳優不足、せりふを覚えられれば仕事入る状況に―中国メディア

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中国メディアの九派新聞は22日、急成長を遂げる中国のショートドラマの制作現場で中高年の俳優不足が起きていると報じた。写真は横店。

中国メディアの九派新聞は22日、急成長を遂げる中国のショートドラマの制作現場で中高年の俳優不足が起きていると報じた。

記事によると、浙江省・横店では最近、「父親役がまだ見つからない」と焦りの声を上げるショートドラマの副監督の姿が見られた。同省内の撮影拠点でこうした光景は今や常態化している。

多くの制作チームが訴えるのが「60~70歳の俳優の深刻な不足」で、業界内では「投資家を見つけることより難しい」という新たなネタにもなっているという。

現在、横店では毎日100組以上の制作チームが撮影を進めており、横店影視城俳優組合の関係者は「一般のエキストラは日給が約200元(約4100円)。『横柄な父親役』をこなせる特約俳優なら400~800元(約8300~1万6600円)に達し、さらに予算に余裕があれば制作側はより演技力のある俳優を求めて3000~5000元(約6万1500~10万2500円)を提示することもある」と紹介する。ただ、こうした俳優へのオファーは途切れず、スケジュールはびっしりという状況だ。

一方、魅力的な報酬を前に一部の若手俳優は中高年役に挑戦するものの、結果はまちまちだ。人生経験の不足などから役の本質をしっかりつかめきれず、「父親のスーツをこっそり着た息子のよう」と視聴者の不評を浴びることもあるという。

前述の関係者は「若い男性俳優も不足しているが、中年の男女も足りていない」と話し、今はせりふが覚えられて役に合った表情をできれば一般的にオーディションは合格だと説明。その上で、「演技が好きでせりふを覚えられる年配男性が横店で仕事に事欠くことはほぼない」と語った。(翻訳・編集/野谷

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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