2600年前の中国戦国時代の都市遺跡、実態解明の発掘調査が進む

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河北省邢台市隆堯県にある柏人城遺跡で今年度の考古学発掘調査が進められています。

中国北部の河北省邢台市隆堯県にある柏人城遺跡で今年度の考古学発掘調査が進められています。8月19日時点で、遺跡中心部の発掘現場には12の調査区画が設けられ、中国人民大学考古学チームによる6回目の発掘作業が実施されています。ほとんどの区画では、過去の生活の痕跡が残る文化層まで掘り進められています。

2600年以上の歴史を持つ柏人城遺跡は、中国で保存状態が比較的良好な古代の中大型都市遺跡の一つとして知られています。中国の戦国時代には、趙国で邯鄲に次ぐ2番目の都市で、地域の政治・経済・軍事・文化の中心地として繁栄しました。遺跡での発掘調査は中国の戦国時代における実態を理解する上で、非常に重要な手掛かりをもたらすと期待されています。

中国人民大学歴史学院考古文物博物館学部の副学部長である王子奇准教授は、「文化層は目下、地表から約0.5メートルの深さで確認されており、さまざまな遺構が豊富に残っている」と説明しました。今年の調査では三つの区域で発掘を進める計画で、遺跡東部と中心部の2カ所ではすでに作業が始まっており、東側城壁の北部分でも間もなく発掘が始まります。今年度の発掘調査は柏人城における手工業の発展状況や城郭内部の機能的区分を解明する上で役立つと期待されています。

柏人城遺跡は2016年に発掘調査が始まり、2024年の第5回調査で北城壁と東城壁の発掘・分析を通じて、中国の春秋戦国時代(紀元前770年~紀元前476年)に大規模な城壁建設活動が2回実施されたことが明らかになりました。(提供/CRI

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