中国初の商用電動固定翼機「RX1E-A」が量産加速

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中国初の商用電動固定翼機「RX1E-A」の量産が本格化することになります。

新エネルギー航空機の開発を専門とする零重力飛機工業(合肥)は8月18日、電動固定翼機「鋭翔(RX1E)」シリーズの航空用バッテリーが機体と共に中国民用航空局(CAAC)から耐空証明を取得したと正式に発表しました。これにより、中国初の商用電動固定翼機「RX1E-A」の量産が本格化することになります。

RX1E-Aは、中国初の完全自主開発知的財産権を有する電動固定翼機です。搭載されている「正力新能」の航空バッテリーは、AS9100D航空宇宙品質管理システム認証と航空バッテリー耐空証明の「二重認証」を取得した中国唯一の製品です。同バッテリーのエネルギー密度は320Wh/kgに達し、15分で80%まで充電が可能で、低電力状態でも高倍率放電を維持できる特性を持っています。これらの特徴により、航続距離と動力の安定性が大幅に向上したほか、熱電分離構造や分散型冗長設計などにより安全性も高められています。

低空域経済の重要機材として、RX1E-Aは最大航続距離280キロメートル、巡航時速120キロメートル、連続飛行時間150分の機能を備えます。5分間の急速バッテリー交換に対応し、初級パイロット養成訓練や空中観光体験など、多様な用途での活用が期待されています。同機種はこれまでに100機以上の契約注文と1000機以上の意向注文を受けているとのことです。

同社ではこの他、マルチローター型の電動垂直離着陸機(eVTOL)「鵲飛」の耐空証明申請を開始しており、2026年の市場投入を目指しています。また、傾転ローター式eVTOL「ZG-T6」は都市間低空輸送を想定した開発が進められており、実物大のエンジニアリングモデルが間もなく試験飛行を実施する予定です。(提供/CRI

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