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天津市静海区にある電動バイクメーカー「愛瑪科技」の天津工場では、わずか30秒に1台の新しい電動バイクが生産ラインからラインオフしている。
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天津市静海区にある電動バイクメーカー「愛瑪科技」の天津工場では、わずか30秒に1台の新しい電動バイクが生産ラインからラインオフしている。人民網が伝えた。
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愛瑪科技天津工場最終組立部の杜慶成(ドゥー・チンチョン)部長は工場を案内しながら、「今は電動バイク業界の繁忙期で、最終組立ライン15本が全てフル稼働して、急ピッチで生産している」と、「30秒に1台」というスピードの秘密を説明してくれた。
最終組立工場には、油汚れや重い機械はなく、広々としてきれいな生産現場が広がっている。作業員はベルトコンベアのペースに合わせて、フレームや車輪、ハンドル、サドルといった部品を正確に組み立てている。最終組立ライン15本が鋼鉄の「龍」のように工場に横たわり、部品の山が瞬く間に完成車へと変わる「スピードマジック」が繰り広げられている。
「愛瑪」の人気モデル「メタバース」の最終組立ラインの前で、杜部長は足を止め、そこにある設備を指さしながら、「これは、取り付けトルクを正確にコントロールできるインパルスレンチ。あれは、自動リベッター、自動インパクトドライバー。この生産ラインは高度化を経て、自動化設備が導入されたのに加えて、研究開発、設計の段階で、構造・生産工程を最適化した。今では、30秒に1台の電動バイクがラインオフしており、1日平均1600台生産している」と説明した。
2019年から、この工場では全面的なデジタルトランスフォーメーション(DX)が実施され、「361デジタル・スマート化プロジェクト」というプランに基づいて、研究開発、サプライチェーンといった主要な業務プロセスを再構築し、以前は分散していた50以上のシステムを一つの枠組みに統合し、データの共有とプロセスの標準化が実現した。
2年前、人工知能(AI)の応用・普及が加速し、工場もその流れに乗って、スマートトランスフォーメーションを始めた。
今年になると、工場内で最も目を引くのは、ロボット群による「協調作業」だ。溶接ロボットや塗装ロボット、数値制御レーザー切断装置が作業員に代わって作業しており、重要工程でミリ秒単位の精度で作業を進めている。以前はそこで作業していた作業員は今、マウスを動かして、指示を出し、ロボット「同僚」の稼働状態を監視するだけで済む。
フル稼働する生産ラインの前で、天津工場の張行(ジャン・ハン)総経理は、「『技術の独自化+生産のデジタル化+製品のスマート化』というスマート製造体系を構築することで、複数の関連企業がトランスフォーメーション・高度化を実施するようになっており、業界の質の標準が再構築されているだけでなく、産業チェーンの協調的なイノベーションも推進されている」と語った。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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