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中国メディアの界面新聞は19日、日中戦争中に起きた南京事件を描いた中国の映画「南京照相館(日本語で「南京写真館」)」について、「なぜ30億元(約615億円)も売り上げられるのか」とする記事を掲載した。
中国メディアの界面新聞は19日、日中戦争中に起きた南京事件を描いた中国の映画「南京照相館(日本語で「南京写真館」)」について、「なぜ30億元(約615億円)も売り上げられるのか」とする記事を掲載した。
記事はまず、「南京照相館」について、ヒット作の続編でもなければ、豪華キャストに頼っているわけでもないにもかかわらず、SNSでの口コミと自制的なプロモーション活動のおかげで、今年の春節の映画シーズン以降に公開された映画としては初めて興行収入10億元(約205億円)を突破し、映画興行データ分析アプリの灯塔専業版によると、興収は19日時点で25億元(約512億500万円)を超え、30億元に達する見通しだと伝えた。
その上で、成功の要因として、公開時期が抗日戦争勝利80周年という節目と重なったため社会的に注目されたこと、公開前に大規模な試写会を開催したことでSNSで口コミが形成され、コンテンツレビューサイトの豆瓣で10点満点中8.7点を記録し今年これまでに公開された国産実写映画で最高評価を獲得したこと、女性への暴力描写を避けるなど表現において一定の節度を保ったことなどを挙げた。
記事は、映画の興収が低迷傾向にある中、「南京照相館」は夏休みの映画シーズンを支えただけでなく、抗日テーマの商業的潜在力を改めて証明したとし、30億元という興収は、市場が低迷する中でも、内容、口コミ、ムードがぴたりと合った作品であれば、流れに逆らい前進する機会があることも証明したと伝えた。(翻訳・編集/柳川)
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