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中国メディアの極目新聞は18日、妻を殺害して死刑に処された男の事件について改めて報じた。
中国メディアの極目新聞は18日、妻を殺害して死刑に処された男の事件について改めて報じた。
記事によると、高(ガオ)元死刑囚は2015年に万(ワン)さんと結婚。翌年以降、株取引で巨額の損失を出し、借金返済のため勝手に自宅を売却。さらに多額の借金を重ね、総額100万元(約2000万円)以上の負債を負った。妻も親族から借金して返済を助けたが、夫婦間で借金をめぐるいさかいが絶えなかった。
22年3月1日の夜、再び借金問題で口論になり、高元死刑囚は妻の殺害を決意。翌2日の朝、再び起こった口論の末に、台所からナイフを持ち出し、浴室で妻の首などを刺して殺害した。死因は頸動静脈破裂による失血性ショックだった。
犯行後、妻の口座から金を移し、遺体を隠すために冷凍庫を購入したがうまくいかず失敗。3日、自殺を図るも未遂に終わり、警察に通報して自分と妻が一緒に自殺をしようとしたとうその説明をしたが、捜査の結果、妻の死が他殺であることが発覚した。
23年6月29日、上海市第一中級人民法院が死刑判決を下した。弁護側は「衝動的犯行で計画性はない」と主張したが、事件前夜に「冷凍庫」「大容量防水袋」などのワードでネット検索していた点や、殺害後に冷凍庫を購入した点から「計画的犯行」と認定した。また、警察に通報した際に「自殺」と虚偽を述べたことで自首も成立しなかった。
高元死刑囚は控訴したが、同年12月27日に上海市高級人民法院が控訴を棄却し、原判決を維持したことで死刑が確定。24年6月28日に最高人民法院が死刑を承認し、その後、執行された。(翻訳・編集/北田)
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