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中国自動車大手「吉利汽車」は半期売上高が初めて3兆円台を突破しました。
中国の自動車大手の吉利汽車控股有限公司(以下、吉利汽車)は、2025年上半期の業績発表で、売上高が前年同期比27%増の1503億元(約3兆800億円)に達し、初めて半期の売上高が1500億元を突破したことを発表しました。累計販売台数は前年同期比47%増の140万9000台で、市場占有率は初めて10%を超えました。これを受け、年間販売目標を271万台から300万台に引き上げています。
また、販売費用率は5.6%、管理費用率は1.9%まで低下し、費用効率の最適化が進んでいます。吉利汽車は、人工知能(AI)技術や製品競争力の強化により、安全性を最優先に、スマート電動化と内燃機関車の両面で市場をリードしています。
戦略面では、親会社の浙江吉利控股集団有限公司が2024年9月に打ち出した「戦略集中・統合・協同・安定・人材」の五大方針に基づき、極氪と領克のブランド統合を実施しました。さらに吉利汽車と極氪の合併により、「一つの吉利」として内部資源の統合と高効率協働を推進しています。これにより高級車市場での販売安定化やコスト最適化が実現しました。
特に新エネルギー車の成長が顕著で、三大ブランドの新エネ車は前年同期比126%増の72万5000台以上を販売しました。
海外市場でも堅調で、輸出台数は18万台を超え、85カ国・地域に販売網を展開しています。エジプト工場の稼働やインドネシア工場の試運転により現地化能力を強化しました。
吉利汽車は下半期に5車種の新型新エネ車を投入し、戦略統合による相乗効果をさらに拡大することを目指しています。年間300万台の販売目標達成に向け、国内外での競争力強化を図ります。(提供/CRI)
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