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中国の空港で6月に始まったモバイルバッテリー規制をめぐり、回収されたモバイルバッテリーがネットで販売されていることが明らかになった。
中国中央テレビ(CCTV)のウェブサイト「央視財経」によると、中国の空港で6月に始まったモバイルバッテリー規制をめぐり、回収されたモバイルバッテリーがネットで販売されていることが明らかになった。
中国では6月28日から中国民用航空局のモバイルバッテリーに関する新規定が全面的に始まり、中国の安全認証である「3C認証マーク」がないものや不明瞭なもの、リコール対象機種・ロットの国内線への持ち込みが禁止されている。
記事によると、多くの旅客が基準に合致しないモバイルバッテリーを空港に置いていく中、「中古品販売プラットフォームで大量のモバイルバッテリーが売られている」との情報が視聴者から寄せられ、実際に閑魚、転転、拼多多など複数のプラットフォームで「中古モバイルバッテリー」を検索したところ、3C認証のない製品を大量販売している出品者が確認された。
広東省深セン市在住のある出品者は空港関連のマークが入ったモバイルバッテリーを扱っており、「旅客の忘れ物もあれば、最近空港で止められた3C認証のない製品もある」と説明した。また、同省東莞市在住の出品者は「自分が扱うモバイルバッテリーはすべて『空港モノ』。5000個でも手配可能だ」と話したという。
さらに、空港の中古モバイルバッテリーを販売している回収企業の責任者2人に接触したところ、こうした企業は「回収・分解」の名目で空港からモバイルバッテリーを買い取っているものの、実際には分解していないことが分かったそうだ。
記事はまた、「空港で回収されたモバイルバッテリーは非常に人気を集めている」とも説明し、販売側から「新学期が間もなく始まるため、学生がわれわれの主な顧客。こうした状況を背景に在庫を多めに確保しようと思った。仕入れ先についての心配はない」との声が聞かれた事も伝えた。(翻訳・編集/野谷)
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