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17日、極目新聞は、「中国高速鉄道で体重200キロの人が隣に座ったら、狭さを我慢しなければいけないのか」という疑問に対する鉄道会社のコメントを紹介した。資料写真。
2025年8月17日、中国メディアの極目新聞は、「中国高速鉄道で体重200キロの人が隣に座ったら、狭さを我慢しなければいけないのか」という疑問に対する鉄道会社のコメントを紹介した。
記事によると、あるネットユーザーがこのほど「高速鉄道に乗ったら隣の人が体重200キロはあろうという大柄で、自分がまともに座れなかった。鉄道会社はチケットを販売する際に乗客の体型は考慮しないのか」とSNS上で訴えた。
これについて、中国鉄路のカスタマーサービスである12306ホットラインの担当者は16日に「速やかに乗務員に申し出れば、席の交換を交渉する」としつつ、満席時には対応できず「一時的な我慢」をしてもらう必要があること、座席予約時に利用者の体型を把握することは不可能であることなどの見解を示した。
記事は、同ネットユーザーの書き込みに同様の経験をしたという多くの共感が集まり、座席の「隣人」の問題は一部の人の問題ではなく社会に共通する「悩みの種」だと指摘。一方で、体型を過度に指摘することは差別につながりかねないため注意が必要だとの見解を示した。
さらに、一時的とはいえ我慢を強いるよう求めるような鉄道会社の回答はいささか責任感に欠けるものだと批判。問題を乗客間の対立として扱うのではなく、鉄道会社が公共交通機関として、より科学的で合理的な解決策を模索する責任があると論じた。
また、ネット上では2席分の乗車券購入を求める案が出ているものの、転売行為を防ぐための「身分証一つにつき1席分」というルールと衝突することになり現実的には難しいと分析。別の案として、体格の大きい乗客が少し高い料金で利用できるように幅を調整可能な座席を設置することを挙げた。
その上で、「いずれにせよ、乗客の対立や差別的な言動を助長させることなく、差別化・精緻化されたサービスで事前に衝突を回避し、人道的な配慮を示すことで、全ての乗客にとってより調和のとれた移動空間を作るべきだ」と主張した。(編集・翻訳/川尻)
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