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中国で工場見学が観光業の新たな人気分野となっている。
中国で「工場見学」が最近、観光業の新たな人気分野となっている。若者は新エネルギー車工場の見学券を手に入れて興奮し、保護者は子供を連れて牛乳やアイスクリーム、炭酸飲料の生産ラインを巡る。統計によると、工場見学を実施している企業は、自動車製造、食品加工、バイオメディカルなど多分野に及ぶ。
SNSで「工場見学」を検索すると、10万件以上の投稿が見つかる。では、工場見学人気の理由は何だろうか。
まず挙げられる理由としては、現代工業への好奇心がある。製造業の精密さと効率性にはそもそも独特の観覧価値があるが、今日のスマート工場、高度に自動化された生産ライン、器用で効率的に動くロボットアーム、縦横に動き回る無人搬送車などが、特に親子連れを中心に人々の知的好奇心を大いに満たしている。
次に挙げられる理由としては、企業の新たなマーケティング手法がある。消費者に「工場の生産ラインは自宅のキッチンよりも清潔」であることを直接見せること自体が、極めて説得力のあるブランド宣伝となる。実際に見て確認するという体験は、ブランドへの信頼を大きく高める。また、多くの企業は入場券やオリジナルグッズ販売などによって新たな収益源を確保しており、工場公開への意欲も自ずと高まっている。
国産工場を熱心に見学することで、見学者は中国ブランドの台頭の勢いをその目で見ることになる。これまで、工場見学は欧米や日韓などの先進国でのみ盛んだったが、今や中国ブランドも十分な自信と実力をもって門戸を開くようになった。
統計によると、世界の工業観光の市場規模は観光総生産額の10~15%を占めるが、中国の工業観光の市場占有率は5%未満にとどまっており、まだ大きな発展の余地がある。(提供/人民網日本語版・編集/NA)
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