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北京で14日夜、世界初となる「人型ロボットスポーツ大会」が開幕した。
北京で14日夜、世界初となる「人型ロボットスポーツ大会」が開幕した。16カ国から280チーム、500体を超えるロボットが集結し、15日から17日までの3日間、スポーツ、芸術、実用技術が融合した26種目・487試合で熱い闘いを繰り広げる。陸上やサッカーなど人間型スポーツからホテル清掃や医薬品分配など実用競技まで、多彩な舞台で未来型アスリートが能力を競う。
会場の国家速滑館「氷絲帯(氷のリボン)」では、開幕式から華やかな演出が繰り広げられた。ロボットによるヒップホップダンスや武術演舞、楽器演奏が続き、観客の目を奪った。試合用サッカーロボットがゴールを決め、転倒しながらも自力で立ち上がるシーンに拍手と歓声が沸き起こる。そんな時代が到来している。主催者は「ここで競うすべてのロボットが歴史を作っている」と強調。観戦チケットの価格帯は180~580元(約3600~1160円)だ。
公式発表に基づく各報道によると、競技は次の4カテゴリーに分かれる。
競技種目:陸上(100m、400m、1500m、4×100mリレー)、跳高、跳遠、自由体操、3対3・5対5サッカー、自由格闘など。
パフォーマンス:単機舞踊、群体舞踊、武術演舞、創意即興。
応用競技:工場物料搬運、病院薬品分配、ホテル清掃など。
周辺種目:バスケットボール投げや自由格闘などのエンタメ性競技。
今回の大会に出場するロボットの多くは競技専用ではなく、産業や研究向けに設計された機体だ。今回のために改造・チューニングが施され、新たな能力を発揮している。ホテル清掃競技では、高反射物体によるセンサー誤作動を解消する専用視覚認識モデルを搭載。医薬品分配競技のチームは、薬板のアルミ箔とプラスチックの反射を正確に識別する技術を開発した。清華大学の「T1」ロボットはRoboCup成人サイズ部門の金メダル経験を生かし、サッカー競技に挑む。
本大会は単なる見世物ではなく、AI・ロボット技術の社会実装を加速させる実証実験の場でもある。ホテルや工場、医療現場での応用が視野に入る中、スポーツの熱狂と技術革新の現場が融合した「人形ロボット運動会」は、数年後の生活を大きく変える可能性を秘めている。(提供/邦人NAVI-WeChat公式アカウント・編集/耕雲)
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