新疆・フトビのECが急成長、ライブ配信で月収20万円に達する人も―中国

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新疆ウイグル自治区フトビ県のECが急成長している。

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新疆ウイグル自治区フトビ県・ECテクノロジー産業パークのプロダクト・ソーシングセンターエリアに行くと、新疆産の綿を使って作られた布団や靴下、下着のほか、特色ある乳製品や肉製品などが並んでいた。また、ライブ配信ルームでは、パーソナリティ4人が、スマホに向かって、視聴者に新疆の特色ある商品をPRしていた。倉庫・物流センターに行くと、ベルトコンベアの上を流れる発送される荷物が、カメラで認識された後、効率よく対応する物流会社のもとへと運ばれていた。

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フトビ県はウルムチ市と石河子市の真ん中に位置し、周囲には道路や鉄道網が密集していて、物流配送の「半径が小さい」、「効率が良い」という優位性を誇る。しかし、これまでは、現地の農産物を他の地域に輸送する際、従来の輸送スタイルに依存していたため、物流コストが高止まりしていたほか、農産物のロスも深刻だった。

福建省のサポートの下、フトビ県・ECテクノロジー産業パークが昨年末に発足。それからまだ1年もたっていないものの、多くの企業が入居し、トレーニング教室やプロダクト・ソーシングセンター、ライブ配信ルーム、倉庫・物流センターを含む成熟した運営体系を構築し、特色ある農業副産物を中国の他の地域に輸送する物流コストが約30%低減し、現地のECは急成長の段階に突入した。


フトビ県ECテクノロジー産業パーク弁公室の趙露主任は、「ハイクオリティーのプロダクト・ソーシングのほか、EC発展には人材が絶対に必要。当パークは発足以降、毎月、定期的に『EC教室』を開催し、これまでに延べ300人がトレーニングを受け、ECを理解し、商品販売に長けた地元の人材をたくさん育成してきた」と説明する。

「以前は自分のアカウントを持っていたものの、どうやって運営して、商品を販売すればいいのか分からなかった」と話す牙生江・買合木提さんは、産業パークで、体系的に学習したことで、新しいスキルをマスターし、新たにアカウントも開設。半年で、4万人以上のフォロワーをゲットし、今では月収が1万元(約20万円)に達しているという。

産業パークが順調に発展し、支援を提供する福建省にも益が及んでいる。福建省寧徳市の新疆支援プロジェクトチームの責任者・蘭寧さんは、「新疆が特色ある商品を他の地域に販売できるようサポートしているほか、このプロジェクトでは、双方の農産物・特産品を双方向に輸送する取り組みも行っている。福建省の冷凍水産品やリュウガン、魚の缶詰などが、産業パークの倉庫に輸送された後、陝西省、甘粛省、寧夏回族自治区、青海省、新疆へと出荷されている」とした。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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