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中国・江西省撫州市で立ち退きを拒否して道路に囲まれた住宅の所有者が、騒音に耐え兼ねて引っ越したことが分かった。
中国・江西省撫州市で立ち退きを拒否して道路に囲まれた住宅の所有者が、騒音に耐え兼ねて引っ越したことが分かった。中国メディアの縦覧新聞が14日に報じた。
記事によると、同市金渓県にある2階建て住宅の所有者は地元政府の立ち退き条件に納得せず、最後まで合意に至らなかった。地元政府はこの民家の両側を迂回(うかい)する形でG206環状道路の建設を進め、2025年4月に開通。上空から見るとまるで「目」のように見えることから「金渓の目」と呼ばれてフォトスポット化していた。
地元政府は当初、立ち退き補償として160万元(約3300万円)余りの補償金と引っ越し支援の提供を提示していたが、所有者は引っ越し支援案の一部に不満を示した。所有者の家族は「家には水道・電気・ネット回線が通っているが、通行車両の音がとてもうるさい。車が通ると家の中でも振動を感じる」と語り、当時政府が提示した条件に同意しなかったことを「今では後悔している」と話している。
記事によると、今年5月に現地を訪れた人が家の前に大量の荷物が積まれ、周囲はすでに雑草だらけであることを確認。家の窓ガラスは多くの箇所が割れており、「しばらく人が住んでいないのは明らか」な状態だったという。
今年7月下旬には、所有者の義理の娘が「一家はすでに外で家を借りて住んでいる。この家が今後取り壊されるかどうかは分からない」と明かした。8月14日、現地の村の関係者は「一家は騒音に耐えられず、確かに今年4月ごろに引っ越した。今は賃貸住宅に住んでいる」とし、住宅の取り壊しについては明言を避けた。(翻訳・編集/北田)
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