黒く悪臭を放つ水が農業用かんがい地区に流入か、地元当局「おおむね事実」―中国

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14日、観察者網は、安徽省の河川で汚染問題が発生し、汚染源の産業パーク責任者が処分を受けたと報じた。資料写真。

2025年8月14日、中国メディアの観察者網は、安徽省の河川で汚染問題が発生し、汚染源の産業パーク責任者が処分を受けたと報じた。

記事は、先日SNS上で「安徽省淮北市濉溪県を流れる黒水河の水が黒く農薬のような臭いを放っており、農業用水路に流れ込んでいるため、農家がかんがいに使えず困っている」との投稿があったと紹介。複数の現地市民が「汚染は付近の工場から排出されている。もう4〜5年は続いている」と証言したことを伝えた。

その上で、同県が直ちに生態環境、農業、水務などの部署からなる合同調査チームを立ち上げて現場調査を実施し、SNS上の投稿内容がおおむね事実であることを確認。堤防を築いて汚水を遮断する、汚水を汲み戻す、泥を清掃する、生態系を修復するなどの緊急措置を講じたと紹介した。

また、汚染が指摘された場所は国家級の農村創業パークに指定されている「濉溪県百善現代農業総合開発モデル区」であり、食品加工や現代農業を主要産業として企業55社が入居していたと説明。県は14日に汚染問題に関する通知を発表し、監督責任として同モデル区の担当責任者を停職処分にした上で、さらなる調査結果が出次第関係する責任者に対しても厳正な処分を下す方針を示したと伝えた。

この件について、中国のネットユーザーは「当局の反応が迅速だったことは評価できる」「やっぱりSNSに動画乗っけて訴えるのが一番効率がいいな」「この川沿いの農作物は全部廃棄になってしまうのだろうか」「何年も改善されてこなかったって、役人は何をやってたんだ。なにがモデル区だよ」といった感想を残している。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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