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上海の浦東国際空港と虹橋国際空港は12日、ターミナル入り口での人身・手荷物検査を廃止し、防爆のみに簡素化、人身・手荷物の本検査は搭乗前に一本化された。
上海の浦東国際空港と虹橋国際空港は12日、ターミナル入り口での人身・手荷物検査を廃止し、防爆のみに簡素化、人身・手荷物の本検査は搭乗前に一本化された。混雑緩和が見込まれる。24時間通関や睡眠カプセルなど快適性を高める施策が進んでいる。
両空港は長年続いていた「二重セキュリティーチェック」を廃止した。今後はターミナル入り口で防爆検査のみを実施し、人身と手荷物の検査は搭乗前の保安通路に集約される。出入り口で荷物を通すX線検査がなくなるため、入場のボトルネックが解消され、通行効率は大きく向上する見込みだ。
二重セキュリティーチェックは2016年に導入され、ターミナル入口で防爆検査と人身・手荷物検査を行い、その後に搭乗前の通常保安検査を受ける運用だった。安全性の確保には寄与したが、混雑や運用コストの面で課題が指摘されていた。今回の見直しは安全を担保しつつ導線を最適化するものだ。
浦東空港では5月11日に国内出発の24時間保安検査を開始し、7月1日からは国際・港澳台出発でも税関、出入国検査、保安検査通路の24時間運用を実施した。これにより深夜便や長時間トランジットの乗客は夜間でも出国手続きを進めやすくなった。
浦東空港第2ターミナルのD65ゲート付近には睡眠カプセル13台が導入され、24時間利用可能だ。新風システム、毛布、充電ポート、読書灯、小型タブレットを備え、利用ごとに清掃・消毒を行う。
入り口導線の一本化と24時間運用の拡充、睡眠カプセルの整備により、上海の空港は効率と快適性を両立させつつある。深夜発着・乗り継ぎの柔軟性が増し、滞在計画の自由度が高まる。国際会議や日帰り往復など時間制約の厳しい出張において、ハブとしての実用度は一段と高まるだろう。(提供/邦人NAVI-WeChat公式アカウント・編集/耕雲)
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