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毎年夏になると、雲南省人民政府食品安全委員会弁公室の野生キノコの食中毒に関する注意喚起のショートメッセージが決まって送られてくる。
毎年夏になると、雲南省人民政府食品安全委員会弁公室の野生キノコの食中毒に関する注意喚起のショートメッセージが決まって送られてくる。ネットユーザーはこのメッセージを「雲南の人々にとって山に入ってキノコを採り始める合図」と呼んでいる。
ここ数年、ガイドと共に山に入ってキノコ狩りをするのが、雲南観光の新たな人気アクティビティになっている。親子で学んだり、踏み込んだ体験をしたり、キノコパーティを開いたりとさまざまな楽しみ方があり、どれも人気を集めている。
同省楚雄彝(イ)族自治州南華県には全国の食用キノコの全種類のうちの約3分の1が生えており、「世界の野生キノコ王国」と呼ばれている。そして夜明けとともに、野生キノコ採集者たちは竹かごを背負い、キノコ狩りに出かけていく。
キノコについてよく知る秘訣は、何よりも経験を積むことだ。ヒダナシタケ目のキノコ「乾巴菌」は松葉の下に生えており、ブロンズの小さな塊のように見える。オオシロアリタケはシロアリの巣と共生しているため、1カ所生えているところを発見すれば、その周囲でいくつも収穫できる。松茸はコケの中に生え、泥のついた褐色のカサが目印だ。
■キノコ狩りの最大の楽しみは採集したキノコを食べること!
背負ったかごの中には、たった今収穫したばかりの丸々としたポルチーニや見るからにおいしそうな松茸が入っており、山のふもとでは地鶏の火鍋がぐつぐつ煮えている。その場でキノコをスライスして鍋に入れ、沸騰するまで煮込み、唐辛子入り発酵豆腐の調味料をつけて食べれば、登山の疲れも一気に解消されることだろう。
ここ数年、雲南では「キノコ狩りガイド」の仕事に就く人が急増している。夏休みシーズンに入ると、同県は1日に団体ツアー3組を平均して受け入れており、秋葉田稲田理想研学基地が受け入れた「野生キノコ狩り観光客」は6000人を超えた。現地の村人は次々に転職して「キノコ狩りガイド」になり、1日に数十人を山に案内しているという。
■キノコは採集だけでなく、同時に保護も必要
同県は野生キノコ保護区を6カ所設定し、面積は202万6000ムー(13万5067ヘクタール)に達し、山を封鎖してキノコを育てる事業が全面的に行われるようになっている。また8140ムー(543ヘクタール)17面の野生キノコ保護育成繁殖促進科学技術モデル基地を高い水準に基づいて建設し、科学的にキノコを保護育成し、山の恵みが尽きることなく持続させるよう尽力している。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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