中国アニメイベントで流血事件、日本作品のコスプレした男が「いじめ」に激高し刃物で襲撃

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中国・四川省遂寧市で今月10日に行われた「漫展」で「不適切なアニメ」のキャラクターのコスプレをしていた男が別の男性に切りかかる事件があったようだ。

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中国・四川省遂寧市で今月10日に行われた「漫展(アニメイベント)」で「不適切なアニメ」のキャラクターのコスプレをしていた男が別の男性に切りかかる事件があったようだ。中国メディアの大河報などが伝えた。

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会場で撮影された映像には、白と赤のウィッグを被った男が周囲の人から罵声を浴び、スマートフォンで撮影されたり、ウィッグを無理やり外されて投げ捨てられたりする様子が映っている。こうした行為は繰り返し行われ、男はそのたびにウィッグを拾い上げて被り直した。

その後、会場の外で再びウィッグを奪われ投げ捨てられると、男は激高し、ポケットから何かを取り出してウィッグを投げ捨てた男性に突進し襲撃。男は刃物を所持していたとみられ、ウィッグを投げ捨てた男性は腕や足から出血した。男は別の人物に取り押さえられ、周囲からは悲鳴と「早く警察に通報して!」との声が上がった。


白と赤のウィッグは「僕のヒーローアカデミア(略称:ヒロアカ)」のキャラクター・轟焦凍(とどろきしょうと)のコスプレとみられる。同作では2020年に「志賀丸太」という名の悪役科学者が登場したが、「丸太」が戦時中に人体実験を行ったとされる旧日本軍の「731部隊」が中国人捕虜らの呼称に用いていたとされることから、ツイッター(現X)などで批判の声が上がり、それが中国にも飛び火。作者の堀越耕平氏が「そのような意図はなかった」と説明し、週刊少年ジャンプ編集部も謝罪したが、現地では今なお「中国侮辱作品」とのレッテルが貼られている。

中国のネット上では「白と赤のウィッグ」の意味を理解していないユーザーも多く、「アニメをよく知らないけど問題のあるキャラクターって何なの?」といった質問が多く寄せられ、上記の説明が繰り返されている。また、「刃物を準備していたってことは本人はこのコスプレに問題があることを認識していたってことだ」「この男、外見が日本人に見えるぞ」「厳しく調べよ」「(ウィッグを外させたり、男を取り押さえたことについて)コスプレ界隈はやはり正義の人が多い」といった声が上がっている。

なお、大河報によると、被害男性は病院に搬送されたが軽傷だったということで、警察が詳しい調べを進めているという。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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