卓球のWTTチャンピオンズ横浜・男子シングルスで中国の王楚欽（ワン・チューチン）を破った張本智和をめぐり、「張本が王に勝った秘訣を明かした」という話題が中国SNSの微博（ウェイボー）に登場した。

世界ランキング4位の張本は11日に行われた決勝で今年の世界選手権を制した王（同2位）と対戦。ゲームカウント4-2で王を破り、3年ぶりとなるWTTチャンピオンズ優勝を果たした。

こうした中、「王に勝った秘訣」として微博で話題になったのが「得意技のチキータをやめる」という張本の戦術で、あるスポーツ系アカウントはこれを伝える日本の記事を示しつつ「張本は試合後のインタビューで、米ラスベガスで王に0-4で負けた後、次の対戦では看板技であるチキータをやめると決めていたと明かした」と紹介した。

チキータは張本の得意技だが、王はそれを倍にしてくるのだという。

これに中国のネットユーザーからは張本のメディカルタイムアウトなどに言及するコメントが寄せられる一方、「自分の勝利の秘訣をこんなに具体的に語るなんて彼の素直さにびっくり」との感想も聞かれた。（翻訳・編集/野谷）