海南省での税金の払い戻し、コーヒーを飲み干すよりスピーディー―中国メディア

人民網日本語版    
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海南では85カ国からの観光客を対象にビザ免除措置が実施され、一層多様な消費シーンを楽しんでいる。

「実際に来てみるまで、三亜には太陽の光と砂浜があるだけだと思っていた」。ロシアから家族と共に海南省三亜市を訪れたアンドレイさんはビーチで数日遊んだ後、今度は市の中心部に買い物に出かけた。商業施設に入ると、「離島免税」のポスターに興味をそそられた。同行のガイドは、「離島免税サービスは主に海南島を離れるが中国からは出国しない中国国内の観光客が対象。アンドレイさんはもうじき出国する外国人観光客なので、別の優遇政策——出国時税金払い戻しを利用できる」と説明した。人民日報が伝えた。

「優遇政策もあるのか」とアンドレイさんはさらに興味をそそられた。ショッピングでは、妻に真珠のネックレスを、自分には以前からほしかったスマートフォンを買った。

「お買い上げ額が200元(約4000円)以上であれば、出国時税金の払い戻しが申請できる」。会計の際、店員は積極的に案内してくれた。出国時税金払い戻しの対象になる購入額の下限が500元から200元に引き下げられたのだという。払い戻し申請書に記入したアンドレイさんは、売り場にある「即時払い戻し」カウンターに案内された。

「税金払い戻しは、1杯のコーヒーを飲み干すよりもスピーディーだった」。たった今、払い戻しを受けたばかりのアンドレイさんは、売り場に戻って海南特産のココナッツキャンディーを数箱購入し、「素晴らしいサービスだ。さらなる割引をしてもらったような気分になる」と喜んだ。

アンドレイさんのショッピングの様子は海南インバウンド観光の新たなトレンドを映し出している。海南では85カ国からの観光客を対象にビザ免除措置が実施され、より多くの外国人観光客は従来のリゾートエリアだけでなく、活気に満ちた街角へと繰り出すようになり、一層多様な消費シーンを楽しんでいる。

外国人観光客の楽しい旅行体験の背後には、国際的なアクセス性と入国円滑化政策を継続的に改善してきたという海南の努力がある。今年上半期(1-6月)、三亜鳳凰国際空港の出入国審査所では、ビザ免除で入国した外国人観光客が延べ20万8000人を超え、入国者の88.54%を占めた。海南省全体では、上半期に海南への宿泊外国人観光客は前年比31.7%増の延べ65万2900人に達した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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