人型ロボット産業に「注文ラッシュ」、導入進む案内・演出分野―中国

CRI online    2025年8月6日(水) 17時50分
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人型ロボット産業が「注文ラッシュ」とも言える活況を呈しています。

人型ロボット産業が今、「注文ラッシュ」とも言える活況を呈しています。中国国内では、複数の主要企業が大型案件を相次いで受注しました。例えば、智元機器人(AgiBot)と宇樹科技(ユニツリー・ロボティクス)は、合計予算1億2400万元(約25億4000万円)の人型二足歩行ロボット製造案件を共同で落札し、また、優必選科技(ユービーテック)は別の案件で約9000万元(約18億4000万円)の受注に成功しました。

現在、人型ロボットの主な活用先は、展示案内やイベントでの演出など、来場者とのインタラクティブな場面が中心です。専門家らは、こうした比較的導入しやすい場面を足掛かりに、今後は工場や家庭内サービスなどへの拡大が期待されると指摘します。

一部のメーカーは、月間の生産・出荷数も公表しています。松延動力科技(北京)は、7月に105台を納品し、月間最多記録を更新しました。同社は教育や観光展示向けの需要が増加しており、今後の技術開発と販売の連携強化に意欲を示しています。

また、智平方(深セン)科技は、すでに自社ロボットを工場での実証訓練に投入しており、産業用途での応用にも乗り出しています。部品供給企業では、瑞可達連接系統が小規模ながら出荷を開始するなど、市場のすそ野は着実に広がっています。

一部からは「案内や演出に人型ロボットを使うのは能力の無駄ではないか」との疑問の声もありますが、これに対し専門家は、技術普及はまず娯楽や実演から始まり、段階的に本格活用へ進むのが自然な流れだと説明しています。

現段階では、ロボットが人と自然に対話し、関心を集める場面が「市場を育てる第一歩」とされており、将来的にはホテル、銀行、家庭など、より広範な分野での活躍が見込まれています。(提供/CRI

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