中国国営中央テレビ（CCTV）は6日、韓国が中国人団体旅行客に対する一時的なビザ（査証）免除を9月29日に開始すると報じた。期間は来年6月までという。

中国メディアの人民網によると、韓国政府は3月20日、国内の観光市場発展を促すべく、第3四半期（7〜9月）に中国人団体観光客を対象にビザ免除措置を一時的に実施する方針を発表した。中国政府が昨年、韓国人のノービザ入国を認めたことに対する相互措置的な意味合いもある。これについて、韓国メディアの韓国経済は、現在、中国人観光客が唯一ノービザで滞在できる済州島の観光業界からは、対象地域が拡大されることによる済州島旅行需要の減少を懸念する声も聞かれると伝えていた。

CCTVの報道などを受け、中国SNSの微博（ウェイボー）では「韓国が9月29日から中国人団体観光客に一時的ビザ免除」が一時、トレンド上位に浮上したが、ウェイボー利用者からは「団体旅行には興味ない」「行かない」「行くなら（北朝鮮と接する国境の街の）丹東で十分」「日本はまだ？」などのコメントが寄せられた。（翻訳・編集/柳川）