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中国・甘粛省で倒れた高齢者を助け起こした女性が加害者扱いされる騒動があった。女性は心労などから1カ月で11キロも瘦せたという。
中国・甘粛省で倒れた高齢者を助け起こした女性が加害者扱いされる騒動があった。女性は心労などから1カ月で11キロも瘦せたという。中国メディアの鳳凰週刊が5日に報じた。
記事によると、今年5月16日、周(ジョウ)さんが自宅近くの住宅地で犬を散歩させていたところ、車椅子の高齢男性が道路の側溝で倒れているのを発見。周さんはすぐに側溝に降りて男性を救助し、男性の家族を呼ぶなどした。
その後、現場に現れた男性の息子1人を含む3人が救助に加わったが、その後、相手が突然「彼女の犬が(男性を)側溝に突き落とした」などと言い出し、周さんに責任を取るよう迫ったという。
周さんは身の潔白を証明しようと警察に通報。駆け付けた警察官は周さんを処罰することはなく、間接的に周さんに責任がないことが示された。しかし、息子らはなおも周さんの責任を主張。周さんが謝罪を求めても過ちを認めようとしないばかりか、侮辱的な言葉を浴びせ、人格攻撃までしてきたという。
周さんはこの出来事により大きな精神的苦痛を受け、1カ月の間に体重が11キロも減少。高血圧や不整脈などの症状も出たとのこと。約2カ月のやり取りを経て7月29日にようやく3人から謝罪文を受け取ったが、その内容はひどいもので、文末には「今後、父と周さんとは一切無関係である」とまで記されていたという。
中国のネットユーザーからは「怖い」「むしろなんで助けたの?」「(被害者は)一家そろってクソだな」「これは仕組まれてたな。車椅子の老人が一人で出掛けることはない」「悪意に底はない。善行よりも自分の身を守る方が重要」「こういう(濡れ衣を着せる)行為を処罰しないと、後々とんでもないことになる」といった声が寄せられている。(翻訳・編集/北田)
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