地下鉄駅で喫煙を注意した女性が平手打ちされる、ネット民は「警察の対応」に不満―中国

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5日、中国のSNS微博で、地下鉄駅にて喫煙していた男性を注意した女性が男性から暴行を受けるトラブルが注目を集めた。

2025年8月5日、中国のSNS・微博(ウェイボー)で、地下鉄駅にて喫煙していた男性を注意した女性が男性から暴行を受けるトラブルがあり、注目を集めた。

浙江省テレビ局の微博アカウント・銭江視頻の5日の投稿によると、女性ネットユーザーが3日、江西省南昌市の地下鉄を利用していた際「駅構内で男性2人が喫煙しているのを発見し、副流煙を吸いたくないからと喫煙をやめるよう要求したところ、男性からスマートフォンを奪われ、罵声を浴びた上に平手打ちを食らった」と告白し、その様子を撮影した動画をSNS上に掲載した。

動画には男性2人がたばこに火をつけ合う様子や、火のついたたばこを持ったままエスカレーターに乗る様子などが写っていたものとみられる。女性によると、この後、警察官がやってきて「反撃した女性にも非がある」として互いに謝罪するよう求めたという。また、地下鉄の職員も現場に来て、男性たちの情報を記録するとともに、「次にやったら罰金を科す」と警告したとのことだ。

また、銭江視頻の記者が5日に南昌地下鉄サービスホットラインにこの件を問い合わせたところ、「事情はよく知らないが、南昌地下鉄では喫煙やたん吐き、構内での物売りといった行為を禁止しており、規定に反した場合には条例に基づきペナルティーを科す」との回答があったという。

この件について、中国のネットユーザーは「2回目でも50元(約1000円)の罰金だけというのは寛容すぎる」「逮捕すべきじゃないのか。文明社会からはまだまだほど遠い」「500元(1万円)払ってもいいから平手打ちを返してやりたい」「痛くもかゆくもない処罰は、問題行為をかえって助長するようなもの」「相変わらず喫煙者に優しい国だな」といった感想を残している。

また、「女性のどこに落ち度があって謝らなければならないのか」「世の中なんてその場を収めるためのごまかしばかり」「両方に謝らせて終わりにするという、典型的な『うやむや』のパターン」「トラブルに遭遇した時、警察に通報しても意味がないことに気づくケースって本当にあるよね」といったように、十分な吟味を行わずに「けんか両成敗」で済ませた警察官の対応に疑問を呈したり、皮肉を投げかけたりするコメントも多く見られた。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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