中国が「AI+」行動を踏み込んで実施へ

人民網日本語版    2025年8月4日(月) 16時30分
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中国国務院常務会議の審議で「『AI+』行動の踏み込んだ実施に関する意見」が可決された。資料写真。

7月31日に開催された中国国務院常務会議の審議で、「『AI+』行動の踏み込んだ実施に関する意見」が可決された。さらに、「現在、AI技術のアップデートと進歩が加速しているため、『AI+』行動を踏み込んで実施し、AIの大規模な商用化応用の推進に力を入れ、中国の整備された産業体系、大規模な市場、充実した応用のシーンといった優位性を十分に活用し、AIの経済・社会発展の各分野における普及加速を促進し、さらに融合させ、イノベーションによる応用牽引、応用によるイノベーション促進という好循環を作り出さなければならない」との指摘が行われた。

北京交通大学中国先端製造業研究センターの朱明皓(ジュウ・ミンハオ)執行主任は、「今回の会議の決定は、AI産業チェーンの川上・川下企業の発展にとって、発展にとっての好材料が引き出されることになり、大規模AIモデル、AIエージェント、スマートロボット、AIチップといった分野の発展をさらに促進するだろう。また、応用シーンモデル、オープンソースのエコシステム構築を加速し、AI技術が研究開発・設計や商品の最適化、サービス拡大といった面において、一層深いレベルでの融合、イノベーションを実現するよう促進し、スマート製造や医療サービスといった新興分野において重要なブレイクスルーを実現し、新業態と新たなモデルによる経済の発展を加速させるだろう」との見方を示す。

中国情報通信研究院のモニタリングデータによると、現時点で、世界にはAI関連の企業が3万5000社以上ある。そのうちの約5100社が中国の企業で、全体の約15%を占めている。その産業規模は拡大し続けており、基礎・基盤から業界応用をカバーする整った産業体系が形成されている。

現時点で、中国の上場済みAI関連企業は約300社超で、そのAI関連の売上高は中国のAI産業全体の約7割を占めている。AI関連のユニコーン企業のイノベーションの分野は幅広く、トップ5は大規模AIモデル、自動運転、スマートロボット、商業スマート応用、インテリジェントコンピューティングチップとなっている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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