中国映画の注目作「731」、「九・一八事変」発生に合わせ9月18日に公開決定

CRI online    2025年8月4日(月) 15時50分
facebook X mail url copy

拡大

一度は公開延期となった中国映画の注目作「731」が「九・一八事変」が発生した9月18日に中国で一般公開されることが決定しました。

一度は公開延期となった中国映画の注目作「731」が、日本の軍国主義者による中国侵略戦争の始まりとされる「九・一八事変」が発生した9月18日に中国で一般公開されることが決定しました。民間人の視点から、旧日本軍の「非人道的犯罪」を暴き出す本作では、日本の軍国主義者が1936年、中国黒竜江省ハルビンに6.1平方キロに及ぶ区域を秘密裏に指定し、八つの部門、一つの特別班、三つの野外実験場からなる世界最大の細菌戦研究基地「731部隊」本部を設立した様子が記録されており、人体実験から細菌兵器開発に至るまでの完全な犯罪体系が再現されています。三国志映画「曹操暗殺 三国志外伝(原題:銅雀台)」で知られる趙林山(チャオ・リンシャン)がメガホンを取り、中堅俳優の姜武(チャン・ウー)、王志文(ワン・ジーウェン)、李乃文(リー・ナイウェン)などが主演を務めています。

「731部隊」元隊員の証言によると、1940年から1945年までの間に少なくとも3000人が人体実験の被験者として利用され、被験者にペストやコレラなどの致死性細菌を注入したほか、凍傷実験室や毒ガス実験室で非人道的な実験も実施していたとのことです。

1945年、敗戦直前に731部隊は証拠隠滅のため建物を爆破しましたが、現場に残された陶器製の細菌弾頭や実験器具が廃虚の中から発見され、侵略者の残虐行為を裏付ける証拠となりました。近年、大量のオリジナル資料や物的証拠が相次いで発見され、旧日本軍の犯行をさらに暴き出しています。

映画の公開日決定を受け、中国のSNSでは、「振り返らず前へ進もう。出口には光があり、人々の暮らしがあり、国泰民安(国が平穏で人々が安らかに暮らすこと)がある。来た道を忘れるな」とのコメントが寄せられています。(提供/CRI

※本記事はニュース提供社の記事であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。すべてのコンテンツの著作権は、ニュース提供社に帰属します。

noteに華流エンタメ情報を配信中!詳しくはこちら


   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携